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胃カメラ検査の「よくあるご質問(Q&A)」
胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)を検討されている患者様から、日常的によく寄せられるご質問をまとめました。「検査が怖い」「事前の準備がわからない」といったご不安を少しでも和らげていただけるよう、一つひとつ丁寧にお答えしています。記載のないご不明な点がございましたらスタッフまでお尋ねください。
受診の目安・検査の必要性について
どのような症状があるときに、胃カメラ検査を受けた方がよいですか?
みぞおち周辺の痛み、慢性的な胃もたれ、胸やけ、すっぱい水が口まで上がってくる感覚(呑酸)、吐き気、原因不明の食欲不振や体重減少などがある場合は、お早めの検査をお勧めいたします。また、便が黒っぽくなる(タール便)場合は、胃や十二指腸から出血しているサインの可能性が高いため、至急ご相談ください。
胃の痛みや胃もたれが続いているのですが、やはり検査は必要でしょうか?
はい、ぜひ一度検査を受けられることをお勧めします。「いつもの胃もたれだから」「市販の胃薬で落ち着くから」と自己判断してしまうのは大変危険です。単なる胃炎だと思っていたら、実は胃潰瘍が隠れていたり、早期の胃がんが進行していたりするケースも少なくありません。症状の原因を正確に突き止め、正しい治療を行うためにも胃カメラは非常に有効な手段です。
バリウム検査などの健康診断で「異常あり」と指摘されました。受診すべきですか?
バリウム検査(胃部X線検査)で「要精密検査」や「ポリープの疑い」などの指摘を受けた場合は、必ず胃カメラによる精密検査を受けてください。バリウム検査は胃の表面の凹凸を影絵のように映し出すものですが、胃カメラであれば粘膜の色調や微小な変化を直接観察でき、疑わしい部分の組織をその場で採取(生検)して、良性か悪性かの確定診断につなげることが可能です。
胃カメラ検査は、どのくらいの頻度で定期的に受けるべきですか?
患者様の年齢や胃の状態によって異なりますが、一般的には「40歳を過ぎたら年に1回」の定期検査をご提案しております。特に、ピロリ菌に感染している(または過去に除菌した)方、血縁のご家族に胃がんを患った方がいらっしゃる場合は、胃がんの発症リスクが高いため、年1回の定期的な観察が早期発見の大きな鍵となります。
検査の方法・痛みについて
以前受けた胃カメラがトラウマです…。検査はやはり苦しいのでしょうか?
当院では、検査に対する恐怖心や嘔吐反射(オエッとなる感覚)を和らげるため、ご希望に応じて鎮静剤を使用しております。ウトウトと眠っているようなリラックスした状態のまま、苦痛を大幅に和らげて検査を終えることが可能です。ただし、鎮静剤を使用された患者様は、検査後もしばらく判断力や運動機能が低下するため、当日の自動車、バイク、自転車の運転は厳禁となりますのでご注意ください。
「口から(経口)」と「鼻から(経鼻)」の胃カメラは、何が違うのですか?
カメラを挿入するルートと、使用するスコープの太さが異なります。
【経鼻内視鏡(鼻から)】
非常に細いスコープを使用します。舌の根元にカメラが触れないため、オエッとなる不快感が少なく、検査中に医師と会話ができるのが特徴です。
【経口内視鏡(口から)】
従来通りの口から挿入する方法ですが、当院では口からの場合でも細く柔らかいスコープを使用します。鼻腔が狭い方や鼻炎をお持ちの方に適しており、鎮静剤と組み合わせることで苦痛を大幅に抑えることができます。
検査前後の注意点について
検査の前日は、どのような食事を摂ればよいですか?
胃の中に食べ物が残っていると、正確な観察ができなくなってしまいます。前日の夕食は、うどんやおかゆなど消化の良いものを召し上がっていただき、遅くとも夜21時頃までにはお食事を済ませてください。脂っこいもの、キノコ類や海藻類など食物繊維の多いものは控えるようにお願いいたします。なお、お水やお茶などの透明な水分は、しっかりお摂りいただいて構いません。
検査当日の朝は、朝食を食べてもよいのでしょうか?
検査当日の朝は、絶対に食事を摂らないでください。アメやガム、牛乳やジュースなども控えていただく必要があります。ただし、脱水を防ぐために、色のついていないお水や白湯であれば、検査の2時間前までお飲みいただけます。
普段から飲んでいる薬があるのですが、検査当日も飲んで構いませんか?
お薬の種類によって対応が異なります。血圧のお薬などは、当日の朝に少量の水で飲んでいただくことが多いですが、糖尿病のお薬(インスリン注射を含む)は、絶食による低血糖を防ぐため当日の朝は中止していただきます。また、血液をサラサラにするお薬を服用されている場合、組織検査(生検)の際に出血が止まりにくくなる可能性があるため、事前の調整が必要です。ご予約時の診察にて、必ず「お薬手帳」をご提示の上、医師の指示に従ってください。
検査が終わった後、食事はいつから食べられますか?
検査の際に喉や鼻に局所麻酔を行っているため、検査終了後から約1時間はご飲食をお控えください。麻酔が切れる前に飲み込むと、気管に入ってむせてしまう恐れがあります。1時間ほど経過したら、まずは少量のお水を飲んでいただき、むせないことを確認してからお食事を始めてください。なお、検査中に組織の採取(生検)を行った場合は、アルコールや香辛料などの刺激物を数日間控えていただくようお願いしております。
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